越後天然ガス株式会社

サステナブルな関係性を
アルビレックス新潟と共に

「2050年に向けたサステナブルな経営」を掲げ、いちはやく地域住民や企業と関りながらサステナビリティ活動に注力している越後天然ガス株式会社。同社は、プロサッカークラブ「アルビレックス新潟」のオフィシャルクラブパートナーとして、チームそして地域の活性化にも取り組んでいる。地域企業とスポーツチームの”理想の在り方“とは??

01 スポーツチームと地元企業でタッグ

――――まずはじめに、サステナブル経営に注力する理由を教えてください。

2017年4月から、日本で都市ガスの自由化がスタートしました。それまで地域独占状態だった越後天然ガスですが、他社と比較され、お客さまに選んでいただけるガス会社にならなければいけないという大きな転換期を迎えています。自社だけが勝ち残ればいい、得をすればいいという考え方では、地域の皆さまに必要としていただけない。これからの共存の時代に必要とされる企業は、地域全体を巻き込みながら、関わる方々皆を幸せにできる企業だと確信し、持続可能な企業体制づくりに梶を切りました。

――――具体的にはどのような活動を行なっているのでしょうか。

地域の人がサッカーについて深く知り、アルビレックスをより好きになり、選手のモチベーションに繋げていただきたいと考えています。そのためにも町全体に活気をもたらせるような活動に注力しました。具体的には、弊社が毎年開催している大型イベント「ガス展」「キッズフェスティバル」など、実際にアルビレックス新潟の選手に参加していただき、チームと企業だけでなく、サポーターと地域住民も喜ぶ取り組みのほか、アルビレックスの試合情報と分析をS N Sで発信し、よりコアなファン層を増やす活動を行っています。

――――企業からチーム、サポーターから地域住民まで、素晴らしい好循環が生まれている取り組みですね。

サポーターやお客さまだけでなく、弊社社員のモチベーションにも変化が表れました。パートナーとしてアルビレックスと共に活動することで地域の方々やお客さまが喜ぶ、そしてその声が社員にも届き社員も喜ぶといった、全員が幸せになれるwin-winの循環が生まれていると感じます。アルビレックス関係者やお客さま、自社社員、関わる全員が楽しそうにしている姿を見るたびに、「まさにこれが私の思い描いていた”サステナブルな在り方“だ!」と確信しています。

02 持続可能な地域社会づくり

――――それはまさにスポーツチームとスポンサー企業の理想的な関係性と言えますね。

これからのチームとスポンサー企業の関係というのは、企業がお金を出して終わり、スポンサー企業だけが喜んで終わりといった、どちらかだけが得をするというものではなく、全員が幸せになれる循環を生み出していかなければならないと感じています。とくに日本は人口減少が進んでいますから、共存の道を選んでいかなければなりません。しかし、スポーツチームのスポンサーを目指す企業は、「社長がそのチームのファンだから」とか「とりあえず地元のスポーツチームと組みたい」とか、”スポンサーになること“だけが目的や目標になっているところが多い印象です。関わる人たち全員を巻き込み、一丸となってチームと地域を底上げする。それがサステナブルを目指す本来の企業の役割なのではないでしょうか。皆が幸せになれる取り組みをすることが、結果として2次効果、3次効果を生み出し、自社にも返ってくるのだと思っています。

-------最後にアルビレックス新潟野澤さんからもコメントをお願いいたします。

越後天然ガスとアルビレックスは、本当に素晴らしいタッグを組めていると日々感じています。アルビレックスとしても、このようにお互いが win-winの関係で、地域に活気をもたらしてゆけるパートナーシップ企業さまをを増やしていきたい。まさにパートナーシップの理想形と言えるのではないでしょうか。そのためにも越後天然ガスさんとの関係性を、ロールモデルの一つとして示していきたいと思っています。

越後天然ガス株式会社

代表取締役社長

1974年生まれ、新潟県出身。1998年に京葉ガスに入社。経理・企画・営業を経て2008年、越後天然ガスに入社。供給部・専務取締役などを経て12年、代表取締役社長に就任。越後プロパン代表取締役社長、新津法人会会長も務め、FM新潟『もはや何者!?』パーソナリティも務めるなど多彩に活動する。

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